編入体験記

編入体験記

高専生は編入受験前に研究室訪問をするべきである、是か非か【例文アリ】【胡散臭さナシ】

 

うえだです。

タイトルの通り、高専生が編入受験前に研究室訪問をすべきか否か、

僕視点の考えを書き連ねておこうと思います。

 

ついでに、僕が実際訪問したときのアポの取り方とか感想とか

そういうのもまとめていこうと思います。

 

各大学の体験記よりもこの話題のほうが

需要が高いというか、情報が少ないというか、

そんなことをさっき思ったので先に書きます。

 

案外研究室訪問の記事って多いですが、

どれもなんか胡散臭くないですか、、?

安易に割り切って断言してたりして、、、

 

大学を研究室ベースで選ぼうとする意識高い側の高専生は

拙い文章ですが是非参考にしてください。

 

質問もtwitter(@wedaponu)にDMしてください、なんでも。

 

そのうち受験体験記も書くので読んでね

 

 

 

1.研究室訪問て何、、、

 

研究室訪問は、即ち志望大学の先生の研究室を訪問し、

研究室の設備や雰囲気、研究の詳細を教えていただきに行くことです。

 

通常は、学部生が配属前に見学したり、

院試を受ける前に伺って研究計画書を添削してもらったりみたいな

そういう場合に行われるものと存じております。

 

高専生が編入受験前に訪問することは、

僕が知る中では稀なことで、

特にオープンキャンパスインターンシップ以外で

自分でアポを取って行く人はほぼいないと思っています。

僕のクラスでは僕以外に1人しか知りません。

誰もしていないクラスだって普通にあると思います。

 

つまりは、大学編入のための活動では

王道ではない行動であり、それの是非を論じようというわけです。

 

 

 

2.実際どう行われるのか(経験談

 

研究室訪問の想像がつかない人が大半かと思いますので、

先に僕の経験談をしておこうと思います。

 

僕は、受験年の1年前の春休みに訪問しました。

そもそも受験校の選定基準が、行きたい研究室があるかどうかであったため、

訪問先の先生のことはこのさらに1年前から知っていました。

 

訪問の一番の目的は、志望研究室の研究が

本当にやりたいと思える内容であるかを確かめる点にあったような気がします。

実際、別のクラスメイトは別の研究室を訪問し、

あまり興味がないことに気づいていました。

 

訪問予定の1,2ヶ月前に計画し、訪問先の先生にメールでアポを取りました。

内容は、先生の研究に興味を持ち入学を熱望する旨と、

訪問していい日時の確認です。

(文面は最後の方に載せておくので参考にしてください)

 

研究者にはまず暇な方はおらず、大学に合格するかもわからないため

断られる可能性は十分ありましたが、

僕の場合は快く受け入れてくださいました。

 

訪問日当日はおとなしめの私服で行きました。

先生に研究の概要の説明をしていただいたあと、

実験設備などは一通り見せてもらいました。

実際に装置を動かしていただいたり、

本棚に眠っていた装置を見せてもらったりもしました。

初歩的な感想ですが、論文で見た装置を直接見れたのが

嬉しかったのを覚えています。

そのあとは質問が尽きるまで質問に付き合っていただけました。

トータルで1時間半ぐらいだったと思います。

 

 

3.受験前に研究室訪問をするべきか

 

ある程度研究室訪問の流れや目的を知ってもらえたかと思いますので、

実際するべきかどうかということを考えようと思います。

この話題は、メリット・デメリットというより、

何を第一に考えるかという点にあるように思います。

 

 

(1)訪問を肯定する観点(メリット)

研究室訪問をする一番のメリットは、研究室のイメージを明確にできる点です。

興味のある研究室であるならば、イメージが強くなり

受験勉強のモチベーション維持につながるでしょう。

また、高専在学中にするべきことも見えて来たりもすると思います。

一方、興味がないことがわかれば、

下手に合格して入学してしまう前に

再考する機会が得られます。

 

つまり、訪問をする私達学生自身にとっては、

興味の有無に関わらずメリットが存在します。

 

これはうちの数学の先生がおっしゃっていたことでもありますが、

そもそも、高校生が普通に大学を受けるのと

私達高専生が大学編入するときの一番の違いは、

専門性を身に着けた上で大学を選定できるという点にあると思います。

 

ある程度専門的な知識があるため、高校生とは違い、

研究室を基準に大学を選ぶことができます。

(高校生は研究室なんてそんなにわからないでしょうし、

あいつらは偏差値しか見ていません。しらんけど)

 

研究室基準で大学を選ぶのに、HPの情報のみで判断することは浅はかです。

実際、研究室のHPは数年更新が止まっていたりもします。

そういった背景から、研究室基準で大学を選ぶならば

研究室訪問はできるならするべきなのは確かでしょう。

 

 

(2)訪問を否定する観点

これは訪問後に学級担任に言われたことそのままですが、

大学の先生からすれば、

受かるかどうかもわからない知らない学生を相手する時間が

無駄かもしれないという観点です。

 

この観点で訪問を断る先生だっていらっしゃることでしょう。

 

うちの担任が言うには、

研究室訪問は大学が決まってから、

その大学の中の研究室を比較するために行くべきものであるそうです。

 

確かに、大学に受かったとしても、そこから成績などで

配属先が決まるわけですから、

筋は通っています。

 

 

(3)比較、結論

研究室訪問をする、自分に対するデメリットはほぼ存在しないように思いますので、

訪問の是非は何を第一に捉えるかという点にあるように思います。

自分の進路選択を優先するか、大学の先生の気持ちを優先するか、です。

 

人によるとは思いますが、僕は間違いなく

自分のためなら、大学の先生に多少迷惑がかかろうとも

自分を優先して研究室訪問をするべきだと思います。

 

受かるかどうかもわからない大学の先生に配慮して、

メール一通すら出さないなんてもったいないと思います。

 

ただ、受け入れてくださる場合は貴重な時間をいただくわけですので、

最大限の敬意を払うよう気をつけるべきでしょう。

 

 

 

4.余談

僕らが研究室訪問をしたことは担任には事後報告でした。

担任からしたらあまり都合のいい話ではないですよね。

また、先程もありましたように、

進路指導の学活のときに研究室訪問は受かってからしろという旨の指導がありました。

 

みなさんが実際訪問するなら、一応担任には断りを入れたほうがいいでしょう。

もし反対されたりしたら、判断は自分でしましょう。禁止されたら別ですが。

 

結果論ですが、僕の場合は訪問したことはプラスに働いたと思っています。

訪問したことを調査書の志望動機に書いてもらったり、面接で話したりもしました。

僕が訪問した大学は都立大ですが、都立大の合格基準は曖昧で、

筆記試験と調査書と面接を総合的に判断と記載されています。

 

どの程度訪問したエピソードが合否に活きたかはわかりませんが、

現状訪問する学生は少ないですし、

簡単に他の学生と差をつけられるでしょう。

 

(追記 別の編入生からの指摘ですが、面接では研究室よりもその学科じゃないと行けないという固有性のアピールが大切な場合もあるようです。

僕も実際、あなたは研究だけしたくて志望されたのですか?みたいな質問を受けました)

 

また、勉強のモチベ維持にも繋がります。

 

あなたの編入受験ライフが良いものとなりますように♪

 

 

 

 

 

実際送ったメールの文面(参考までに)

〇〇〇〇大学 〇〇〇〇〇〇〇〇学部〇〇〇〇〇〇〇〇工学科 〇〇〇〇 先生

 

突然のメールで連絡差し上げる失礼をお許しください。

岐阜工業高等専門学校機械工学科3年の〇〇〇〇と申します。

研究室訪問のお願いをしたく、連絡させていただきました。

 

(研究を知るに至った背景)

(研究を知り、興味を持った過程)

(先生の研究がやりたいこととマッチしていて、進学を熱望する旨)

 

〇〇先生におかれましては、大変お忙しいなか恐縮ではございますが、研究室を見学させて頂き、ぜひお話を伺ってみたいと思っております。

もしよろしければ、3月の3日から5日及び9日のいずれかの日に伺い、1時間程お時間を頂戴したく存じますが、ご都合はいかがでしょうか。

 

お忙しいところ、誠に勝手を申し上げますが、ご検討いただければ幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

 

(署名)